10月行われた衆院選後　初めてとなる特別国会が11日に召集され、宮城県関係の議員も“初登院”した。

伊藤有里記者リポート
「（11日）午前7時半の国会議事堂前です。開門前にもかかわらず、すでにたくさんの報道陣が集まっています」

午前8時に国会議事堂の正門が開くと、10月の衆院選で当選した議員が続々と登院した。

このうち、宮城3区で初当選を果たした立憲民主党の柳沢剛さんは、同じ党の岡本章子さん鎌田さゆりさんとともに門をくぐった。

宮城3区で初当選・柳沢剛氏（立憲）
「非常に背筋が伸び身が引き締まる思いです。選挙期間中、様々な方からいろんな意見を伺ったので、その一つ一つを丁寧に国会に伝えていきたいと思っています」

宮城1区で当選・岡本章子氏（立憲）
「急な解散ということで、実質もう1か月政治が止まっています。すぐにでも動く政治を進めていかなければならないと、改めて思っています」

宮城2区で当選・鎌田さゆり氏（立憲）
「今まで数が足りず、（法案は）全部蹴飛ばされてきました。今度は違います。論戦をご期待ください」

比例東北ブロックで初当選した自民党の森下千里さん。

比例東北ブロックで初当選・森下千里氏（自民）
「地域の様々な課題が本当に細かにあると感じています。そうした問題解決に向かって（県や市町村と連携して）議論を重ねていきたい」

議員会館にある事務所の席に座った森下さん。

森下千里氏（自民）
「まだ座り慣れていないので、なかなか…これから馴染んでいきたいなと思います」

衆議院で与党が過半数を割り込む中での初当選。
改めて、今の思いを口にした。

森下千里氏（自民）
「このバッジをつけさせていただいたことに対して、これからさらに重責を担う立場であるということを痛感する時が、たくさんあると思います」

一方、宮城5つの小選挙区のうち4議席を落とした自民党宮城県連は、9日に衆院選を振り返る会合を開いた。

出席した宮城県内各地の責任者からは、政治資金問題などを受け党の責任を問う声が相次いだという。

県連は、次回衆院選の候補者選びについては、党本部の方針をふまえ検討していく、としている。