【「売り手市場」の就職活動】企業の「採用説明会」解禁 来年春卒業予定の大学生などが対象 学生の企業選びの視点は?(宮城)
来年3月卒業予定の大学生などを対象にした企業の採用説明会が解禁され、就職活動が本格化している。
売り手市場と言われる中、学生の企業選びの視点とはー。
5日、仙台市青葉区の仙台国際センターで開かれた来年3月卒業予定の大学生などを対象にした「みやぎ就職ガイダンス」。
地元の企業に目を向けてもらおうと、宮城県などが主催したものだ。
宮城県・雇用対策課 村上達哉さん「(宮城)県内大学生の約6割が、県外で就職されている状況です。県内企業では人手不足が課題です」
会場には、県内の企業を中心に83社が集まり、訪れた学生に事業内容や休日などの条件を説明した。
人手不足を背景に、人材を確保したい企業はー。
企業
「育児をしながら働き続けるという選択をする方が非常に多い。家庭、プライベートを両立できるワークライフバランスを取れると」
一方、売り手市場と言われる学生はー。
学生
「一番大事だなと思うのは、周りの人たち。給料がよくても周りの人があんまり合わなかったりすると働けないじゃないですか」
「宮城県内で仕事をできて、転勤のないところで。宮城県だと過ごしやすくて人の数もちょうどいい感じがするので」
「勤務地は自分はあまり気にしていなくて、県外でも自分が行きたい企業なら行こうと思っています」
県は「1人でも多くの学生が県内に就職してもらえたら」と、話していた。