「野菜が高い!」高値の理由は?いつまで続く?
伊藤有里記者
「今が旬の春キャベツ。例年だとこの時期200円をきることも多いそうですが現在は278円と2割ほど高くなっています」
お客さん
「高いですね。でも食べなきゃなんないからしょうがいないけどね」
「元々100円台で買えていた野菜が今は200円台前後が当たり前になっちゃって」
こちらのスーパーではキャベツや白菜が例年と比べて2割ほど高くなっているという。
生鮮館むらぬし 村主芳治 社長
「高い時は2分の1とか4分の1とかで売って、値段をちっちゃくして売ってたっていう感じですね」
野菜の高値は3月中旬から続いていて、仙台市中央卸売市場によると4月の卸売価格は前年比でキャベツは134%、白菜やニンジンは181%値上がりしている。
市場関係者は冬の気温が関係しているという。
仙台あおば青果 花渕真 取締役
「2月は前倒しに作物が生育したんですけども、今度急にブレーキがかかって、生育が止まっちゃったというところで出荷数量の谷間が出ているのが現状です」
いまは野菜の産地が冬の生産地から春の生産地に切り替わる時期ですが気温が高かった2月に冬の産地での出荷が早まった一方で3月は寒い日が続き春の産地での生育が遅れたことで野菜の出荷数が少なくなっているという。
今後の見通しは?
仙台あおば青果 花渕真 取締役
「先週あたりから暖かくなって、生育の回復がみられまして、 葉物類なり、葉菜は量的には戻って前年並みに回復してる。今週末から来週にかけて、数量的にも入ってきますし、価格の方も、前年並み、例年並みといえませんけども近づいてお買い求め安い価格に戻るかなと思ってます」
気温も高くなり野菜の生育も順調なことから来週頃からは価格が落ち着いてくる見通しだという。