【18日から「仙台・青葉まつり」】今年から<学生>も本格的に祭り運営に参加
5月18日から「仙台・青葉まつり」が、始まる。
今年から、仙台の学生も本格的に祭りの運営に参加している。
祭り前日の17日の仙台市内。
伊藤有里記者リポート
「明日から始まる仙台・青葉まつり。会場の一つとなる『定禅寺通』でも着々と準備が進んでいます」
各会場では、祭りに向けて準備が進められていた。
アーケード街には、祭りを彩る山鉾。
多くの人が足を止め、写真を撮影するなどして楽しんでいた。
街の人
「これ(山鉾)があると知らなかったのでよかったです。すごい楽しみにしています。子どもと一緒に行きたいと思います」
今年で40回目となる「仙台・青葉まつり」。
江戸時代の仙台藩の祭りを昭和60年に復活したこの祭りは、約3800人が舞う「すずめ踊り」や市内を練り歩く「時代絵巻巡行」が見どころ。
今年は、19年ぶりに有料の桟敷席も設置される。
「仙台・青葉まつり」を支える“新たな力”として今年から加わったのが、「学生部会」。
メンバーは18人で、祭りの前は週に1度集まっているという。
これまでも、学生の力は借りてきたということだが、運営に本格的に参加するのは今年が初めてだ。
学生たちは、当日ボランティアとして参加する約150人の高校生をまとめるため、マニュアルやシフトを作成する。
学生
「ボランティアの方が当日つける名札をカッターとかで切り取ってる」
仙台・青葉まつり協賛会学生部会長 川嶋悠斗さん
「今シフトを組んでいて。大学生分と高校生分」
学生部会の会長を務める川嶋さん。
仙台出身の川嶋さん、「地元の祭りに関わってみたい」と考え、参加を決めた。
仙台・青葉まつり協賛会学生部会長 川嶋悠斗さん
「今まで大人の方々と一緒にボランティア活動とか経験があまりなかったのですごい新鮮ですし、自分の知らない昔の祭りのことだとか生まれる前の話とかも聞けて、それはすごい面白い」
協賛会は、学生に準備の段階から一緒に作り上げていくことで、祭りを次の世代へつなぐ役割を担ってほしいと願っている。
仙台・青葉まつり協賛会 石黒大副実行委員長
「実際体験したら、熱気に圧倒されるかもしれないけれど、それぐらい市民が楽しみにしているお祭りを自分たちも一緒に作り上げてるんだって達成感をまず味わってほしいなと思うし、それをまた伝えたいといういろんな人がそんなことを思ってもらえればと思います」
仙台・青葉まつり協賛会学生部会長 川嶋悠斗さん
「若いエネルギーを、きてくれたお客様に伝えたい。今年はコロナも明けて2年目でどんどん盛り上がってきて地域が活性化されてるぞっていうのを、来てくれた方に肌感覚でお伝えできるようなお祭りになったらいいなと思っています」
「仙台・あおば祭り」は5月18日・19日の2日間行われ、実行委員会では2日間で90万人の人出を見込んでいるという。