「生きているうちの名誉回復は待ったなし…」旧優生保護法における不妊手術 仙台を含む原告・弁護団 早期の全面解決に向けた司法判断を要望(最高裁判所)
旧優生保護法における不妊手術をめぐり、仙台を含む各地の原告や弁護団が、最高裁判所に対して早期の全面解決に向けた司法判断を要望した。
1日午前、最高裁判所を訪れたのは、旧優生保護法のもとで不妊手術を強いられたことは「憲法違反」などとして国に対し訴訟を起こしている原告や弁護団。
原告らは、早期の全面解決に向けた司法判断を求める署名を提出した。
仙台高裁 控訴審判決で勝訴・千葉広和さん「自分の裁判が控訴審でも勝訴したのは嬉しかったけれど、早く解決してほしい、他の被害者についても」
旧優生保護法仙台弁護団・新里宏二団長「(原告が)生きているうちの名誉回復、それが待ったなしである。国または国会に対する役割を果たして、早期の解決に向かって動いていただきたい。それが最高裁の役割ではないか」
弁護団によると、旧優生保護法の不妊手術を巡り、全国で38人が国を相手に訴訟を起こしている。