【速報】金塊2億円騙し取られる 仙台市の70代女性が被害 警察官を装った詐欺
警察は23日、仙台市青葉区の無職女性(70代)が警察官らを名乗る犯人らから時価総額約2億円相当の金塊約13キロと現金約1000万円をだまし取られる特殊詐欺事件が発生したと発表した。
手口は以下の通り。
11月18日、仙台市青葉区の70代女性宅の固定電話に通信基盤局の職員を装った女や警察官を装った男から電話があった。
電話では、「マネーロンダリンググループのリーダーの男を捕まえた」「家宅捜索をしたら、あなたのキャッシュカードが出てきた」「リーダーの男があなたに報酬を渡したと供述している」などと言われ、さらにSNSで守秘義務命令書などの写真が送られてきた。
また、身の潔白を証明する方法として、資金調査というものがあるなどと言われたという。
この話を信じた女性は、警察官を名乗る男から「資金調査」の名目で、所有していた金塊などの提出と指定された口座への現金振り込みを要求されたため、仙台市内で金塊を渡し、現金合計約1000万円を振り込んだという。
その後、女性はインターネットで同様の被害の記事を見つけ、被害に気づいた。
これは、1度の被害額として宮城県内で最高額となる。