杜氏「緊張するけれどワクワクする」酒蔵で新米使った日本酒造り始まる(宮城・大崎市)
宮城・大崎市の酒蔵では、新米を使った日本酒造りが24日から始まった。
大崎市松山にある酒蔵「一ノ蔵」。
24日は、酒造りを開始する伝統的な神事「甑起し」が行われた。
「甑」と呼ばれる蒸し器で、9月5日に収穫した新米「やまのしずく」140キロを蒸し上げる。
今年の新米の出来栄えはー。
一ノ蔵・門脇 豊彦総杜氏
「今年はコメの膨らみがあって、思った以上に実の入りは良い健全なコメ」
蒸し上がったコメは、コンベアで運ばれ麹菌が振りかけられる。
そして、室温が30度に保たれた麹室で、2日かけて日本酒の素になる麹が造られる。
一ノ蔵・門脇 豊彦総杜氏
「新米を一番最初に使うこのタイミングが、緊張するけれどワクワクする思い。秋の晴れやかな空を想像しながら、清々しい新米新酒を造っていきたい」
新米を使った酒造りは、10月14日に仕込みが行われ、11月13日に宮城県内の酒店などに出荷されるという。