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【夏の渇水時期以外で「対策本部」設置は「初めて」】東北地方整備局「渇水対策本部」立ち上げ 今シーズン雪が少なく田植えなどへの影響が心配されることから

2024年3月14日 16:33
【夏の渇水時期以外で「対策本部」設置は「初めて」】東北地方整備局「渇水対策本部」立ち上げ 今シーズン雪が少なく田植えなどへの影響が心配されることから

今シーズンは雪が少なく田植えなどへの影響が心配されることから、東北地方整備局はこの時期としては異例の「渇水対策本部」を立ち上げた。

14日、仙台市青葉区の東北地方整備局では「渇水対策本部」のプレートが掲げられた。

夏の渇水時期以外で対策本部が設置されるのは、初めてだ。

東北地方では、今シーズン暖冬の影響で雪が少なく、東北地方整備局が管轄する18のダム周辺の平均積雪は、2月15日時点で平年の43パーセントに留まっている。

宮城県内のダム周辺の積雪は、「鳴子ダム」が平年61センチに対し0センチ、「釜房ダム」は平年69センチに対し4センチ、「七ヶ宿ダム」は平年49センチに対し8センチとなっている。

東北地方整備局・畑山作栄河川調査官
「冬にこんなに(水が)少ないのは、私の経験でも最近はないと思う。水を使う関係機関との情報共有、調整に努めていきたい」

「渇水対策本部」では、当面 気象情報を収集しながら農業関係者と早めの情報交換を行う方針だ。