【特集】”久しぶりに使う”暖房器具 <使う際の注意点は?>
6日から一段と冷え込む予想となっている。
この時期に欠かせない暖房器具について、使う上での注意点についてお伝えする。
NITE(=製品評価技術基盤機構)が行った、実際に起きた火事を再現した映像。
電気ストーブの上に洗濯物が干されているが、しばらくすると白い煙が、そしてタオルに引火しあっという間に燃え広がってしまう。
これからの時期に欠かせない暖房器具だが、使い方を間違えると思わぬ大事故に繋がる危険がある。
NITEによると、宮城県内では去年までの5年間で暖房器具による火事や事故が11件発生し、1人が死亡している。
例えば、こたつ布団がファンヒーターと近いところにあり引火したケースや、給油口のフタの閉め方が緩かったことで灯油がこぼれ石油ストーブに引火したケースなどが報告されている。
NITE東北支所の高橋さんは、石油ストーブを使う時には特にタンクの取り扱いに注意するよう呼びかけている。
NITE東北支所・髙橋幹男支所長
「カートリッジタンクには、このように赤い線がついています。この赤い線が見えなくなるまで きっちりしめてください。ちゃんとしまったかを確認して、さらにこれを持ち上げて漏れがないか確認した上でストーブに入れるようにしてください」
そして、石油ストーブの場合、去年使っていた灯油は使わず、必ず新しい灯油に変えること。古い灯油は劣化していて、正常に燃焼しない恐れがあるためだ。
NITE東北支所・髙橋幹男支所長
「暖房器具、これからの季節必需品となりますけれども、安全かどうかの確認をした上でお使いいただければ」
また、電気ストーブの場合は、電源コードや電源プラグに変形や破損がないか、リコール対象になっていないかなどを確認してから使うことを呼びかけている。