<”重要文化財・人面墨書土器”を展示>特別展『多賀城創建1300年』 10月12日から開催(宮城・東北歴史博物館)
『多賀城創建1300年』の特別展が、12日から始まる。
人の顔が描かれた”重要文化財・人面墨書土器”も、展示される。
東北歴史博物館で12日から始まる特別展は、東北の政治の中心だった陸奥国府多賀城の創建1300年を記念したもので、国宝や重要文化財を含むおよそ700点が一堂に会する。
京都の博物館からは、陸奥守も務めた征夷大将軍・坂上田村麻呂の刀とされる国宝・金装大刀も展示されている。
土器に墨で人の顔を描いて川に流すことで、疫病退散を祈ったとされるこちらの”人面墨書土器”は多賀城跡から出土したもので、今年8月の重要文化財指定後 今回が初めての展示となる。
東北歴史博物館・鈴木啓司学芸員
「多賀城が創建されて1300年、多賀城がこの地になぜ作られてどのように機能して現代に至るまで我々とどう関わってきたのか、そういったところを見て感じていただきたい」
特別展は12月15日までの開催で、期間中には歴史講座や多賀城跡の探索ツアーなども予定されている。