例年より10日ほど早く…渡り鳥の”北帰行”始まる、国内有数の渡り鳥の越冬地 宮城県北部・伊豆沼
国内有数の渡り鳥の越冬地・宮城県北部の伊豆沼では、渡り鳥の”北帰行”が例年より10日ほど早く始まっている。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団が、7日朝 伊豆沼で渡り鳥の生息調査を行い、日の出とともに一斉に飛び立つマガンの群れを双眼鏡などで確認した。
伊豆沼周辺では、1月24日の調査で10万羽を超えていたマガンが、2月7日は4万3063羽と半数以下になっている。
数年に一度の強い寒波の影響はあるものの、渡り鳥の北帰行は緩やかに進んでいくという。
宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長
「1月下旬の10日ほど前から、北帰行特有の飛び方がみられています。この寒波で、少し北帰行が留まるんですけれど、寒波が抜ければまた速やかに始まると思います」
宮城県内で冬を過ごした渡り鳥は、秋田・北海道を経由しながら約4000キロ先の繁殖地ロシア極東を目指す。
最終更新日:2025年2月7日 12:30