【全国体力テスト】「宮城・中2男子」は“過去最高”女子は小中ともに伸び悩む…過去5年の推移は?
小中学生を対象とした『全国体力テスト』の結果が、公表された。
宮城県内では、「中学2年男子」の記録が過去最高となるなど男子の体力が上昇した一方で、女子の記録は伸び悩んでいる。
これは、全国共通で運動能力を測ることで、地域ごとの取り組みの成果や課題を見出そうと、国が2008年から行っているもの。
調査は、小学5年生と中学2年生が対象で、握力や50メートル走など8種目の記録を点数化する。
その結果、宮城県内の「中学2年男子」は80点満点中42.58点で、全国平均を上回るとともに過去最高点を記録した。
また、「小学5年男子」は全国平均とほぼ同じ点数だった。
一方で、女子は小学5年・中学2年ともに去年より低い点数となり、全国平均も下回った。
今回の結果について、県教委は体力向上を目的としたコーディネーターを各学校に派遣したことが男子の体力向上につながったとする一方で、女子の記録が伸び悩んでいる現状に対しては、自発的に体を動かす習慣ができるような授業へと改善していく方針だ。