「なくしてはいけない…」アンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」後継店に向けたクラウドファンディングで2800万円超 当初の目標大きく上回る
15日をもって閉店した東京・池袋のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」の後継店を開設する費用などを集めるために行われていたクラウドファンディングが27日に終了し、当初目標に掲げていた2000万円を大きく上回る2818万円が集まった。
2005年、JR池袋駅東口から徒歩2分という好立地に宮城県がオープンさせた宮城ふるさとプラザは、宮城の特産品を幅広く取り揃え、延べ約1370万人の利用客でにぎわったが、高額なテナント料などを理由に、今月で19年の歴史に幕を下ろした。
店舗の運営を行ってきた宮城県物産振興協会は、店舗の存続を望む声を受け、県からの支援に頼らず独自で後継店の開設することをめざし、費用をクラウドファンディングで募っていた。
20日には当初目標として掲げていた2000万円を達成。
その後“ネクストゴール”として掲げた目標の2500万円も上回り、最終的には約2818万円が集まった。
宮城県物産振興協会では、「これだけ多くの方が『なくしてはいけないんだ』と同じ思いをもっているのだとわかった。どうやって感謝したらいいのか。1月に新しいお店を開くが気を引き締めていきたい」とコメントしている。