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【特集】<イマドキの結婚式事情>新規オープンにリニューアルした会場を紹介 『挙式・披露宴にかける金額』や『招待客数』コロナ後に回復傾向 式挙げるカップルに密着(宮城)

2024年7月18日 20:00
【特集】<イマドキの結婚式事情>新規オープンにリニューアルした会場を紹介 『挙式・披露宴にかける金額』や『招待客数』コロナ後に回復傾向 式挙げるカップルに密着(宮城)

テーマは「イマドキの結婚式事情」。

7月に新規オープンしたり今年リニューアルした会場を、紹介する。
コロナ禍での苦境を乗り越えた今、活気を取り戻している。

先週末に式を挙げたカップルに密着し、イマドキの結婚式事情に迫る。

「新郎新婦の入場です」

晴れの日を迎えたのは、仙台市出身の大場琢未さん(27)と藍美さん(27)。

新郎
「限られた時間ではありますが、一緒に素敵な時間を楽しんでいけたらと思っています」

7月オープンした結婚式場で、記念すべき1組目の披露宴だ。

式場選びの決め手の一つは、自然豊かなロケーションだったそう。

仙台市青葉区霊屋下にある『青龍荘』は、3年前に閉館した旅館の跡地に建てられ、隣には伊達政宗をまつった瑞鳳殿もある景観豊かな場所に立地している。

開放的なチャペルには、杉や松の木がふんだんに使われ、木の香りが漂う。
ドーム型の天井が特徴的な披露宴会場。

1日2組限定で、式・披露宴を挙げることができる。

施設は、ブライダル大手のノバレーゼが手掛けたもので、宮城県内で結婚式場が新たにオープンするのはおよそ4年ぶり。

『青龍荘』ゼネラルマネージャー髙山宗一朗 さん
「貸し切りの中で、ゆっくりとおもてなしできる素敵な眺望を見ながら、くつろげる結婚式を提供出来たら」

結婚情報誌『ゼクシィ』の調査では、挙式や披露宴にかける金額は、宮城県内ではコロナ前(2020年)の369万円からコロナ禍(2022年)で255万円まで落ち込んだが、昨年度には306万円まで回復している。
全国平均は、327万円だった。

コロナ禍で苦しんだブライダル市場が活気を取り戻すのに合わせて、リニューアルを実施した結婚式場も相次いでいる。

大崎市古川の『アインパルラ浦島』では「できない結婚式、ゼロに」というコンセプトから、カフェスタイルの会場を新設。

仙台駅東口に近い『セントジェームスクラブ迎賓館』では、天気に左右されない開放的な空間で過ごせる全天候型のテラスを完備した。

そして、大切なウェディングドレス選び。

先ほどの調査でも、カラードレスのトレンドはブルー系が一番人気で、その中でも少しくすんだアッシュ系が好まれているという。

さらに、コロナ禍を経て結婚式への意識も変わってきている。

10月に式・披露宴を予定する人
「アットホームな感じにしたい。雰囲気も人数も最小限にして、みんなでワイワイできるような結婚式にしたい」

8月に式・披露宴を予定する人
「規模はそこまで大規模ではなく中規模。気軽な感じで楽しめるくらい。家族と小中高大に仲の良かった選りすぐりのメンバーです。(会社からは)同期もいます。上司は今回は呼んでいない、別で祝ってもらう」

そして、招待客の人数はコロナ前が64.5人、コロナ禍が36.0人、そして昨年度は49.1人に回復。

披露宴を行う理由も、コロナ禍で変化した、
家族や親しい友人に限り、自分たちが楽しむためというカップルが、年々増えているそう。

先週『青龍荘』で結婚式を挙げた琢未さんと藍美さん。
2人が知り合ったのは小学3年生の時。
その後、家族ぐるみの友人関係を続ける中で、去年 新郎の琢未さんから突然のプロポーズ。

新郎・琢未さんの母親
「友達同士で付き合っていたけれど、結婚が急に決まってバタバタと全部が次々に決まりビックリしている。小さいころから一緒にいた藍美さんと一緒になって、私はすごく幸せ。温かい家庭を2人で作って欲しい」

新婦・藍美さんの母親
「小学校3年生の時に、同じタイミングで引っ越してきて、そこからのお付き合いなので長い。 (新郎は)とても良い子なので、娘と一緒になってくれたら良いなと思ってずっと見てきた。念願が叶って、きょうを迎えることができて嬉しい限り」

どんな時も見守ってくれた母親へ感謝の手紙。

新婦の手紙
「ママ、小さいころから私はママとお話をすることが大好きで、それは大人になった今も変わりません。いつも一番の理解者で、いつも一番の味方です 」

新郎挨拶
「私は人に恵まれています。これからは藍美さんと生まれてくる子どもを大事にして、周りの方々にも感謝して、今度は私たちが支えていけるように頑張ります」

末永くお幸せにー。