女川原発2号機 安全対策工事完了「再稼働に向けて、確実かつ丁寧に進める」
女川原発2号機は、2020年2月、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格し、発電所内での火災に備えるなどの「安全対策工事」が行われていた。
工事の内容は、原子炉建屋内の電線管が火災で損傷しないように断熱材などで補強するもので、東北電力によると、27日、工事が完了したということ。
9月の再稼働に向けて今後、放射能漏れなどの重大事故への対応やテロ対応への訓練などを行い、7月頃には核燃料が挿入される見通し。
東北電力の樋口康二郎社長は「安全確保を最優先に一つひとつのプロセスにしっかりと対応し、13年振りとなる再稼働に向けて、確実かつ丁寧に進めてまいります」とコメントしている。
一方、村井知事は「今後の試験・検査等は厳格かつ慎重に進め進捗状況は立地自治体や県民に丁寧に説明してほしい」とコメントしている。