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災害時の通信を確保!道路が寸断された能登半島地震の教訓生かし 通信機材の空輸訓練「孤立した地域の通信の確保を」仙台市

2024年10月3日 18:52
災害時の通信を確保!道路が寸断された能登半島地震の教訓生かし 通信機材の空輸訓練「孤立した地域の通信の確保を」仙台市

3日午後、仙台市若林区の陸上自衛隊霞目駐屯地 。

伊藤成輝 記者
「大きなプロペラ音がするなか、能登半島地震でも活躍したヘリコプターにこちらの通信機材を積み込む訓練が行われています」

訓練には陸上自衛隊東北方面航空隊と通信5社、東北電力ネットワークなどが参加。
災害発生時に迅速な通信の復旧を図れるよう、東北方面航空隊の多用途ヘリコプターを使って発電機やアンテナなどを輸送する手順を確認した。

通信各社によると、今年1月の能登半島地震では停電の影響で通信障害が長引き停電地域の基地局に向かおうとしても道路が寸断され現地にたどり着けなかったという。

陸上自衛隊のヘリコプターは能登半島地震で孤立した地域に通信機材を空輸し携帯電話網の復旧を支援した。

楽天モバイル BCP管理本部 山崎淳子課長
「道路が通れないと運べない機材などがありますので、孤立した地域の通信の確保が可能になるのがメリット」

東北方面航空隊 吉田成芳1等陸尉
「訓練を通して通信事業者と十分な連携が図れたと思う任務発生の際には迅速な対応ができると考える」

陸上自衛隊と通信各社は今後も定期的に訓練を行い災害に備えることにしている。

最終更新日:2024年10月3日 18:52
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