<”白紙撤回”求める>気仙沼市に計画される『風力発電』事業 市民団体等が市に要望書(宮城)
宮城・気仙沼市内で計画されている風力発電事業の白紙撤回を求めて、市民団体などが市に要望書を提出した。
20日午後、市民団体や建設予定地付近の自治会の代表者らが気仙沼市役所を訪れ、菅原茂市長に計画中止を求める要望書と8529人分の署名を提出。
これに対し菅原市長は「判断材料の重要項目として、要望書を確認する」などと話した。
風力発電施設は、羽田山にある「市民の森」の周辺の山林に、高さ180メートルの風車を最大10基設置するもので、現在は計画する東京の事業者が現地調査を行っている段階だという。
要望書では、山の水源や生態系への悪影響、騒音による健康被害が懸念されるなどとして計画の白紙撤回を求めている。
気仙沼の森と海を守る会・松本まり子代表
「(出力)6100キロワットといわれ、超巨大な発電の風車になります。この規模のものはありませんので、この問題を見過ごせないと考えております」
団体は今後も署名活動を続けるほか、1月には知事あてに要望書を提出する方針だ。