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【そもそも.】「お米の価格」って?新米の美味しい味わい方も紹介!

2024年9月20日 19:00
【そもそも.】「お米の価格」って?新米の美味しい味わい方も紹介!

〝概算金〟という言葉含めお米の価格が決まる仕組みを見ていく。
今回お話を伺ったのはJA全農の米穀部の方。

お米の流通経路

まずすごく簡単にお米の流通経路を見てみると、農家から各家庭や飲食店へ直接売るケースと、JAなどの集荷業者を通して卸売りや小売りへという、大きく分けて2つの流れがある。

このうち集荷業者JAを通す場合は、販売より前にJAから生産者へ概算金というお金が支払われる。

概算金は販売より「前」にJAから生産者へ

販売より前にというのがポイントで、お米が全て売れるまで生産者にお金が入らないと経費の支払いなど資金繰りが厳しくなる。

そこで、需要と供給のバランスや生産コストなどを考慮しつつ「この品種で、この量なら、これぐらいの売上が出るはず」と、概算金を算出してJAから生産者へ先に一定額を渡す仕組みがある。

概算金は宮城だけでなく各地で引き上げ

全国4位の収穫量・宮城県、ひとめぼれの60キロ当たりの概算金を見ると、前年比+4500円の1万6500円。過去最大の引き上げ幅だ。

概算金が上がっているのは宮城だけの傾向ではなく、全国の収穫量トップ3の他の県①新潟の魚沼産コシヒカリもおよそ2割アップ、②北海道の「ななつぼし」もおよそ3割アップ、③秋田の「あきたこまち」の1等米はおよそ4割アップ、各地で、概算金が上がっている。

概算金を決めているJAは、近年は生産資材や燃料の価格が高騰が概算金の上昇の一つの要因としている。

「新米」の味わい方は?特徴は「水分量が多い」こと

そんな新米!
せっかくなら美味しく食べたいということで、

ガラッと話は変わりますが美味しい新米の味わい方もご紹介する。

お米に詳しい五つ星マイスターのサトウさんに伺った。
新米の特徴、一つ挙げるなら「水分量が多い!」

水は少し少なめ人によって好みがありますが目安のラインからライン一本分少な目がおすすめとのことですが、同時に気を付けたいのが水の温度。

水の温度が高いと、お米が水を吸いやすくなってしまう、まだまだ暑いこの時期水道水って、ぬるいことがよくあるので要注意。

15度から20度ぐらいが適温、冷蔵庫で少し冷やすなど気を配ってみよう。

炊く際にも、水分多めの新米は蒸らし時間も短めがおすすめで、炊き時間が短い、早炊きも新米と相性が良いそう。
佐藤さん、「今年の新米は出来も良く美味しいいっぱい食べて欲しい!」と話していた。

最終更新日:2024年9月20日 19:36