強風の影響か JR仙台駅で外壁タイル落下もケガ人なし 安全確認のため出入口一部封鎖

14日、JR仙台駅西口のペデストリアンデッキに駅舎の外壁タイルが落ちているのが見つかった。これによるケガ人はいなかったという。
JR東日本によると、14日午前9時30分頃、「JR仙台駅西口のペデストリアンデッキに外壁タイルの一部が落ちている」と通った人からJRに連絡があった。
連絡を受けた社員らが確認したところ、東西自由通路の西側出入口あたりに、JR仙台駅の駅舎屋上付近の外壁タイルが落ちていることを確認したという。
何らかの原因でタイルが剥がれたうえ強風で落下したとみられていて、これによるけが人はおらず、鉄道の運行にも影響はなかった。
タイルは長さ9cm×幅4cmほどの大きさで、厚さは1cm未満、重さは200g程度とのこと。
落下した場所の近く、JR仙台駅の東西自由通路西側出入口は、現在安全確認のため封鎖されていて、使用再開には数日かかる見込みであることから、JRは出入口付近に誘導員を置き、駅の利用者に対して別の出入口を使うよう案内している。
なお、夜間は普段、東西自由通路以外の出入口が封鎖されるが、誘導員の案内に従って東西の通り抜けは可能にするという。
また、JR仙石線・小鶴新田駅では、14日午前11時35分頃、駅舎の天井材(大きさ約90cm×約40cm、重さ1.9kg程度)が落下しているのが見つかった。
こちらもケガ人や鉄道への影響はなかった。
JRは、劣化した天井材の一部が強風で落下したものとみて、他の場所についても安全性を確認するとしている。
14日の宮城県は、女川で最大瞬間風速29.4メートルを観測するなど、風の強い1日だった。