【中華料理の高級食材「ナマコ」】高校生が自ら育てた「ナマコ」を海へ放流 「今まで大切に育ててきたナマコが大きく育ちますように…」(宮城・石巻市)
中華料理の高級食材として知られる「ナマコ」を増やそうと、宮城・石巻市の高校生が1年あまり育てた「親ナマコ」を海へ放流した。
宮城県水産高校では、およそ15年前から学校の水槽で「ナマコ」を飼育し、産卵時期の6月を前に海へ放流している。
23日は、去年2月から飼育を担当した海洋総合科の3年生7人が、15センチほどに成長した「親ナマコ」200匹を水槽から引き上げた。
その後、宮城・牡鹿半島の寄磯漁港に移動し、船に乗って「ナマコ」を海へ放流した。
漁港内に放流した「ナマコ」は、2か月後の6月下旬頃に産卵を行うという。
放流した高校生
「今まで大切に育ててきたナマコなので、もっと大きく育ってほしい」
「漁師さんたちにたくさん獲れるようになって、収益が大きくなると良い」
寄磯浜青年部・渡辺元宏会長
「浜の方からすると、こういう放卵するナマコを放流してもらってありがたい」
宮城県水産高校では、「ナマコ」を増やすために海への放流活動を続けていきたいとしている。