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【2011年度以降「最多」】2023年度『東北地方の企業倒産件数』 要因は「新型コロナ」関連融資が返済時期を迎えたことか

2024年4月4日 17:03
【2011年度以降「最多」】2023年度『東北地方の企業倒産件数』 要因は「新型コロナ」関連融資が返済時期を迎えたことか

2023年度の東北地方での企業倒産件数は、2011年度以降最多となった。
「新型コロナ」関連の融資が返済時期を迎えたことが、要因の一つとみられる。

『東京商工リサーチ』によると、東北6県の昨年度の企業倒産は489件、負債総額は約900億円だった。
宮城県がもっとも多く146件、業種別ではサービス業が最も多く、次いで建設業が116件だった。

建設業は、復興需要の減少に加え建設資材の高騰や人件費上昇による経営悪化が要因とみられる。

また、「新型コロナ」関連の融資の返済が去年夏以降ピークを迎え、融資を受けていた製造業やサービス業などでは、その後も業績が回復せず倒産に至ったとみられる。

『東京商工リサーチ』では、業績が回復しない中で、「新型コロナ」関連融資の返済を迎える企業の倒産は増える傾向が続くとみている。