【<女川原発2号機>報道公開】震災後建設した防潮堤など新たな設備 今年9月頃の再稼働目指す
東北電力女川原子力発電所2号機は、今年9月頃の再稼働を目指している。
2号機では、必要な安全対策工事が5月までに完了し、6月13日 新たな設備が報道公開された。
女川原発2号機の国の「新規制基準」に沿った安全対策工事は5月27日に完了し、6月13日は建設された新たな設備が報道公開された。
伊藤有里記者リポート
「敷地の海側に建設されたのは、こちらの巨大な壁です、震災後に新たに建設された防潮堤です」
新しい防潮堤は、高さ海抜29メートル、総延長約800メートルで、東日本大震災を超える津波がきても防ぐことができる。
また、2号機で重大事故が起きた時に外部へ放出する放射性物質の量を1000分の1に抑制する装置や、既存の原子炉冷却機能が喪失した場合でも冷却を継続できる設備なども公開された。
女川原子力発電所・阿部正信所長
「引き続き安全確保を大前提に、一つ一つのプロセスにしっかりと 対応して、13年ぶりとなる再稼働に全力を尽くしてまいりたいと思っています」
女川原発2号機は、今年9月頃の再稼働を目指している。