【日本人の「失明原因1位」・視野が徐々に狭くなる「緑内障」】東北大学が無料検査 「世界緑内障週間」に合わせて(宮城・富谷市)
3月10日から始まった「世界緑内障週間」に合わせ、東北大学では目の健康状態をチェックする無料検査を、宮城・富谷市で行った。
富谷市役所に設けられた検査会場では、専用の機器を使って 視野に問題がないかや網膜に疾患がないかなどを市民に無償で行った。
緑内障は、視野が徐々に狭くなる病気で、日本人の失明原因の1位となっている。
70歳以上の10人に1人、40歳以上の20人に1人が発症するとされるが、約9割の人には自覚症状が無く早期発見が難しい。
指先の毛細血管の検査では、血流などに異常があると同じ毛細血管のある目の網膜の異常も分かり緑内障の早期発見につながる。
爪の毛細血管を検査する検査員
「全体的に少し細いかなという感じがします、血管がね」
検査を受けた女性
「血管がねじれてるんだって、末端の方の血管が。食生活を改めようと思いました」
東北大学 COI-NEXT村上清さん
「(緑内障を)なるべく早く見つけ 早く治療を始めるという事が、人生100年時代の最後まで視覚のある生活を維持できる」
東北大学では、3月16日までの期間中、同様の無料検査を宮城県内各地で行い、緑内障の周知や定期検査を呼びかけるという。