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<仙台育英>須江航監督 教え子にどんな言葉を贈ったのかー

2024年7月24日 19:03
<仙台育英>須江航監督 教え子にどんな言葉を贈ったのかー

2年連続で『甲子園』の決勝を戦ってきた「仙台育英」は、今年は宮城県大会で涙を呑んだ。

おととしの『甲子園』で全国制覇、去年は全国準優勝した「仙台育英」の須江航監督は、教え子の選手たちにどんな言葉を贈ったのかー。

23日の試合後。
ラストミーティングは、選手たちが汗を流した室内練習場で行われた。

仙台育英高校・野球部 須江航監督
「甲子園の頂点まで2年連続、ひとつは達成してひとつは指をかけて、自分たちの時に甲子園に行けないというのは、ある意味3年連続甲子園に行けないより、僕は苦しいことだと思うし辛いことだと思う。
でも、そういう中で聖和学園さんをちゃんと讃えられたと思うから、グッドルーザーであれという話を昨年の慶應戦の後にも話したけれど、皆さんも伝統として負けた時のふるまいを繋いでくれたのは変な話だけど嬉しいです」

そして、須江監督が教え子に贈った言葉。

仙台育英高校・野球部 須江航監督
「あなた達を支え育ててくれた人に対して、人生のきょうは大切なタイミングだから、優勝した時とか勝った時じゃないきょう負けたときに連絡することが大事。
勝ったときに勝ちましたという報告より、負けたときに感謝を伝えられる。
それは、絶対に欠かしてはいけない。
それは、ここで学んだことだし、これからの人生でとても大切にして欲しいことだから、きょうのこの後の時間を本当に有意義に使ってほしい。
きょうしか学べないことがあるから、あすになれば薄れちゃうことがあるから、きょうひとりになって、もしかしたらもう1回泣くかもしれない。本当に終わったんだなと、実感が湧いてくると思う、夜になったら。でも、その時にしか一生湧き出てこない気持ちや考えがあるから、きょうという日を逃したらいけない。
それが、敗者復活の第一歩だから、きょうという日を無駄にしない。きょうが大事なんだよ」