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100歳を超えても介護サービスは受けず 健康長寿で表彰の101歳 秘訣は畑仕事《長崎》

2024年1月19日 14:35
100歳を超えても介護サービスは受けず 健康長寿で表彰の101歳 秘訣は畑仕事《長崎》

「健康で長寿」として、表彰を受けた平戸市の田村 スミヱさん101歳。

これまで介護サービスを受けたことはないそうです。

元気の秘けつを伺いました。

▼天気が良ければ、毎日のように畑に出る

(田村 スミヱさん(101))
「私の草取りはこれ。これ1つ持っていけばいい」

毎朝9時。

天気がいいと決まって畑に向かいます。

(田村 スミヱさん(101))

「きのうはこの辺を取った。きょうはこっちから取ろうと思って」

日課となった草取り作業。

小さな草をひとつひとつ、丁寧に取り除きます。

平戸市田平町で暮らす田村 スミヱさんは、大正11年生まれ。

去年11月25日、101回目の誕生日を迎えました。

(田村 スミヱさん(101))
「畑にくれば手まぜをする。手まぜをすれば腹も減る。だからいい」

▼未だ介護サービスを受けない101歳 表彰に万歳三唱の気分

少子高齢化が進む平戸市。

高齢化率はおよそ42パーセントです。

100歳を超えても田村さんは、介護サービスは受けていません。

去年11月「健康で長寿を謳歌している」として、市から表彰を受けました。

(田村 スミヱさん(101))
「こんなに達者に長生きするとは 思っていなった。万歳三唱していいくらい、うれしかった」

長寿の秘訣は「毎日の畑仕事」。

(田村 スミヱさん(101))
「これが水菜、生で食べられる。これがホウレンソウ、これがニンジン」

畑には手塩にかけたたくさんの野菜が育っています。

(田村 スミヱさん(101))
「これはよく洗って、ソーセージ などを混ぜて、それにマヨネーズもドレッシングもいい。それを混ぜて食べるとおいしい」

▼土に草、猫と触れ合う 自然に囲まれる日々

田村さんのそばにはいつも猫の姿が・・・。

動物も大好きです。

(田村 スミヱさん(101))
「私の行くところを追いかけて。 私がかわいがるから。名前は「キジ」って言ったり「トラ」って言ったりしている」

▼夫は67歳で他界 優しくて人から好かれる人だった

生まれは 佐賀県。

4歳の時に養女として田村家に来ました。

「ひどく悪い子ではなかったけれど、親の言うことはよく聞くし 」

「これが私の婿さん。これは(結婚式の)加勢に行っている時に、私を写していたら夫も入ってきて写った」

25歳で結婚し、3人の子どもに恵まれました。

(田村 スミヱさん(101))
「父ちゃんは67歳になったばかりで死んだ。ちょうど3月にお彼岸に亡くなった。人間が良かった。優しい、人から好かれる人だった」

▼生きていく心の支えは子どもや孫たち

夫を亡くして40年あまり。

子どもや孫たちが心の支えになってくれたそうです。

現在は、長男の清人さん・裕子さん夫婦と3人で暮らしています。

(長男 清人さん)
「よく長生きしていると思っている。自分の好きなことをすればいいと思っている」

▼好き嫌いなく、黙々と食べる

食事の時間は・・・

(田村 スミヱさん(101))
「ご飯食べる時は黙って食えと言われていた。昔、私の父はそう言っていた」

好き嫌いはありません。硬いもの以外は何でも食べます。

この日も・・・

「ごちそうさまでした」

きれいに完食しました。

家のまわりの田畑は、親から引き継いだ土地。

粗末にしたくないと丁寧に手入れをしてきました。

(田村 スミヱさん(101))
「この辺は人も良く、人間もいい人ばかりで悪い人はいない、優しい人ばかりでいい。住みやすい 」

▼周囲の人との何気ないコミュニケーションも楽しみ

100歳を過ぎた今。人生をこう振り返ります。

(田村 スミヱさん(101))
「私は幸せです。だから長生きもしている。何事も心配させられないことが、私の生きがい。子どもがいいから。わが子を褒めるようだけど」

(親せきたち)
「ばあちゃん、コーヒーいらん?」

人との会話やにぎやかな雰囲気が大好き。

年を重ねるとともに友人たちは亡くなったり、遠方に引っ越したりして、減ってしまいましたが・・・。

(親せきたち)
「楽しく1日過ごせればいいね」

「本当にいないもんね昔の人は」

「俺らでも寄って話しかけて、世間の話をしないとね」

親せきや知人が訪ねて来てれます。

(田村 スミヱさん(101))
「人が来るのは大好き。人が来ないと寂しくて。あー、きょうは誰も来なかったなと。人が来ればうれしい。来てくれてと喜ぶ 」

▼市民が目指すべき高齢者像 

この日、田村さんのもとに市の職員がやってきました。広報誌の取材です。

(平戸市の職員)
「よろしければ、お顔の写真を何枚か撮らせてもらっていいですか?」

「広報平戸に、こうやって話されている様子を載せます。先ほど畑仕事をされている様子も掲載します」

(田村 スミヱさん(101))
「よく写っている」

「市民が目指すべき高齢者像」として紹介されました。

田村 スミヱさん101歳。

冬が終わり、暖かい春が来るのを心待ちにしています。

(田村 スミヱさん(101))
「3月頃になればまたいろいろ、ナスビやキュウリやトマトや、スイカやカボチャを植えないと。 それが楽しみ」

102年目の新しい1年が始まりました。