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長崎からも祈り「広島原爆の日」核抑止力依存の政策から転換を 2つの被爆地では継承に向け模索《長崎》

2024年8月6日 21:37
長崎からも祈り「広島原爆の日」核抑止力依存の政策から転換を 2つの被爆地では継承に向け模索《長崎》

6日、広島は79回目の原爆の日を迎えました。

被爆地・長崎からも犠牲者に黙とうが捧げられました。

広島市で行われた平和記念式典には岸田総理をはじめ109か国の大使とEU=ヨーロッパ連合の代表らが参列しました。

広島市の松井市長は平和宣言で、緊迫する世界情勢に悲観することなく、核抑止力に依存する政策から転換するための行動を呼びかけました。

もう一つの被爆地 長崎でも、市民や平和公園を訪れた観光客らが祈りを捧げました。

(被爆者)
「戦争がないように(黙とうした)。やっぱり反対の声を上げるしかない」

(愛知から)
「核兵器はもってのほか。二度と戦争のない世界を目指していきたい」

被爆者の平均年齢が85歳を超え、あの日のことを語れる人が少なくなる中、それぞれの被爆地では、次の世代への継承に向けた模索が続いています。

(長崎原爆被災者協議会 溝浦勝 副会長)
「一番の思いは79年前、一瞬にして亡くなった多くのひとたちの「もっと生きたい」という思い。その思いを込めて、広島・長崎を繰り返さないために、いろいろな取り組みを改めて気を引き締めてやりたい」

長崎は9日、79回目の原爆の日を迎えます。