早朝の川で身を清め1年の無病息災祈る 「大寒」に雲仙市で恒例の "寒中みそぎ" 《長崎》
20日は1年で最も寒いとされる「大寒」です。
雲仙市の橘神社では、恒例の "寒中みそぎ" が行われました。
早朝5時、気温は5.5℃。
県の内外の70人の応募の中から抽選で選ばれた約40人が、雲仙市橘神社の社務所に集まりました。
メディカルチェックを受けて、"寒中みそぎ" に備えます。
(埼玉県から)
「明日誕生日なので、その前にみそぎをして、綺麗さっぱり洗い流したい。冷たい水に入るの初めてなので緊張している」
(長崎市から)
「冷たい水だが、すがすがしい気持ちで臨みたい」
参加者の一人 33歳の池田 雄太さんは、時津町から初めての参加です。
(池田 雄太さん)
「初めてです。仕事内容が施工から営業に変わり、自分の目標に繋げられるように頑張りたい(と思い応募した)」
男性はふんどし、女性は白装束を身にまとい、草鞋を履いて川へ…。
(池田 雄太さん)
「大丈夫です。気合いで乗り切ります」
たいまつを掲げて向かうのは、参道にある橋の下の川。
橘神社の "寒中みそぎ" は、1999年から続く神事で、これまでのけがれを川で落とし、心身を清める荒行です。
参加者はいよいよ川の中へ。
この日の千々石川は、水温9℃。
冷たさに耐えながら約5分間。
川の中で身を清め、今年1年の無病息災や家内安全を祈りました。
(長崎市から)
「今年、還暦を迎えるので祈願した。家族円満、無病息災など思いを巡らせながら入った」
(池田 雄太さん)
「身体の神経がすべて失われた。営業2年目の年になるので、1回でもトップになるように頑張る」
みそぎの後、振る舞われたのは、温かい七草かゆ。
参加者は冷えた身体を温めていました。