自分らしく新たなスタイルに挑戦も「アトツギ向け伴走支援プログラム」後継者育て事業継承を支援《長崎》
県内の中小企業の「後継者」を育て、「事業承継」を支援する取り組みです。
県は、意欲ある後継ぎを対象とした「伴走支援プログラム」を今年度、初めて行っています。
(小柳畳商店 小柳竜士さん)
「150年くらい続いている。私が継いだら5代目。地域に根付いてきた畳屋だけど、どう生活になじませるか日々考えている」
県が今年度、初めて行っている「アトツギ向け伴走支援プログラム」。
これまで培われてきた家業の経営資源を活用して新規事業などを行おうとする意欲のある後継ぎが対象で、専門の講師や「先輩アトツギ」を招いてワークショップなどを実施し、サポートします。
今年度は県内の13人が選ばれていて、この日は長崎市で “キックオフ合宿” を開催。
(一般社団法人ベンチャー型事業承継 山野千枝 代表理事)
「親と同じ内容で同じスタイルでやるのが、普通の事業承継。
自分らしく新しいことを始める『ベンチャー型事業承継』の2種類がある」
全国各地で事業承継の支援を行っている 一般社団法人の代表理事が、成功事例や家業を継ぐ上で重要なポイントを説明しました。
(参加者)
「長崎県の社会課題や困っているところを解決するような、新しい事業ができれば。それが見つけられればと思っている」
(参加者)
「家業が海に関わる仕事をしている。海洋ごみが問題になっていると知り、いろんな人のアドバイスをもらいながら、事業展開できれば」
参加者たちは今後、オンライン講座などを受講しながら新規事業のプランなどを考え、来年3月に発表するということです。