島原の空にブルーインパルス「築城400年を記念」華麗な技とダイナミックな飛行に8万人が感動《長崎》
華麗な技で “節目” を祝いました。
島原城築城400年を記念したイベントに航空自衛隊の「ブルーインパルス」が登場し、訪れた多くの観客を魅了しました。
秋晴れとなった20日の島原市。はるか彼方から近づいてきたのは…。
「ブルーインパルス」です。
十字架の隊形で飛ぶ「グランドクロス・ローパス」に、6機がそれぞれ円を描く「さくら」。
華麗な技に歓声があがりました。
今年、築城から400年の節目を迎えた「島原城」。
1618年から約7年の歳月をかけて築かれ、島原の乱や “島原大変肥後迷惑” と呼ばれる大地震にも耐えてきました。
天守閣は明治時代に取り壊されましたが、60年前の1964年に復元。
現在は史跡公園として整備され、昨年度は約19万人が訪れる 島原を代表する観光名所の一つとなっています。
20日は、九州各地の特産品を集めたマルシェも開かれるなど にぎわいをみせた中、多くの人のお目当ては…
(南島原市から)
「ブルーインパルス。きょうは絶対に見たいと思って。見逃さないようにする」
航空自衛隊に所属し、大空で繰り広げるアクロバット飛行が人気の「ブルーインパルス」。
会場では記念の缶バッジが販売されたほか、パイロットの装備をつけて記念撮影できるコーナーや、隊員と交流するチャンスも。
1番機の整備を担当する 植木大地さん 25歳。
大村市の出身で地元・長崎での展示飛行を心待ちにしていたそうです。
(航空自衛隊第11飛行隊 植木大地 3等空曹)
「普段見られない飛行機と、飛行機の間隔の狭い隊形やスモークのきれいなところをしっかり見てほしい。(整備は)完璧に仕上がっている」
ブルーインパルスの編隊飛行を一目見ようと 城のお堀や、海岸沿いには…人、人、人。
県内では西九州新幹線の開業以来、2年ぶりとなる “航空ショー” の始まりです。
6機の機体が縦横無尽に、秋晴れの島原の空を舞います。
(見物客)
「走る(飛ぶ)のが速かった」
一糸乱れぬ動き…、スモークで模様を描きます。
約30分間の大空のステージ。ごう音とともに、歓声が上がりました。
(熊本から)
「楽しかった。かっこよかった。また見てみたい」
(福岡から)
「感動した。音もすごくてどちらから来るのか、きょろきょろしながら。探して見ることができた」
島原半島では “初披露” となったブルーインパルスの雄姿。
全国から訪れた約8万人が 秋の一日を楽しみました。