「同じ時間、同じ場所で大きな衝撃」 海自ヘリ2機墜落は「衝突が原因」単独での訓練は再開《長崎》
先月、海上自衛隊大村航空基地所属のヘリコプターを含む2機が訓練中に墜落した事故について、木原防衛大臣は2機が「衝突したことが原因」と明らかにしました。
(木原防衛相)
「衝突に至った原因については、さらに調査を継続する必要があるものの、当該2機は衝突したことが原因で墜落したと判明した」
木原防衛大臣は、2機のフライトレコーダーの一次的な解析から飛行状態や機体に異常がみられず、同じ時間、場所で衝突を示す急激かつ大きな衝撃が確認できたとして、墜落の原因は、2機の衝突によるものと判明したと説明しました。
その上で「1機での訓練は衝突の恐れがない」として、3日から昼夜問わず単機での訓練飛行を再開すると発表しました。
一方で、事故原因が人的要因かどうかについて、木原大臣は「そこまではまだ分析していない」として、明言を避けました。
事故は先月20日、伊豆諸島の鳥島沖で海上自衛隊大村航空基地所属の1機を含むヘリコプター2機が墜落。
1人が死亡、7人が行方不明となっています。