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略式起訴の谷川弥一議員 議長が辞職を許可 衆議院長崎3区では4月補欠選挙の見通し《長崎》 

2024年1月24日 20:15
略式起訴の谷川弥一議員 議長が辞職を許可 衆議院長崎3区では4月補欠選挙の見通し《長崎》 

自民党の派閥の政治資金をめぐる事件で政治資金規正法違反の罪で略式起訴された谷川弥一衆議院議員。議員辞職が、24日、許可されました。

これにより、衆議院長崎3区では、4月に補欠選挙が行われる見通しとなりました。

今月19日に東京地検特捜部から略式起訴された長崎3区選出の谷川弥一衆議院議員82歳。

22日、衆議院に議員辞職願を提出していましたが、24日、議長が辞職を許可したということです。

谷川氏は政治資金パーティーをめぐり、安倍派側から受けた寄付金について収支報告書に記載をしなかったとして、政治資金規正法違反の虚偽記載の罪に問われています。

地元で開いた会見では「起訴された内容を認めている」とし、パーティー券の販売についてシステムがあったと話しました。

(記者)
「販売に力を入れ出したのは?」

(谷川議員)
「はっきり覚えてないが、5年以上前からであることは事実。資料によると10年前からある」

(谷川議員)
「(パーティー券は)システムで売って行っている」

(記者)
「その元をつくったのは谷川さん」

(谷川議員)
「そう、最初は」

谷川氏は、自身が創業した企業の取引先などを通じて、多額のパーティー券を販売していたとも話しています。

また キックバックされた金は、政治活動に使ったということです。

(谷川議員)
「飲みに行ったり食べに行ったり、会場を借りたり、いろんなこと。政治活動とはそういうこと。人間関係づくりと思って下さい」

一方で、今回の直近5年間の約4300万円のキックバック分については「激しい政治活動をしなくなったので、使わなかった」とする趣旨の説明をしています。

谷川氏の議員辞職で衆議院長崎3区では、4月28日に補欠選挙が行われる見通しとなりました。

補欠選挙に向けては、前回 谷川氏と戦い、比例復活で初当選した立憲民主党の山田勝彦衆議院議員が出馬を表明しています。