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ひとり親家庭の支援にも協力 もったいない食品を必要な所に届ける「フードドライブ」開催《長崎》

2024年6月28日 19:34
ひとり親家庭の支援にも協力 もったいない食品を必要な所に届ける「フードドライブ」開催《長崎》

官民が連携し、「食品ロス」を減らします。

「まだ食べられる、もったいない食品」を、必要な所に届けるフードドライブが長崎市で行われました。

長崎市常盤町のメットライフ生命保険長崎本社。

(青木雄大アナウンサー)
「この場所はオフィスの一角ですが、缶詰やレトルト食品、古着なども多く寄せられています」

行われたのは “フードドライブ” です。

社員や一般の市民が、家庭などで余った食品を持ち寄り、必要としている人や施設へ支援する取り組みです。

長崎市とメットライフ生命が包括連携協定を結び、おととしから始めました。

( 持ってきた人)
「食品とお菓子とかを集めてきた。少しではあるが,今回協力させてもらった」

県の統計によりますと,県全体で発生している食品ロスは、2019年度は5万3000トンあまり。

2021年度は約4万8000トンと減少傾向にありますが、県民1人あたりでは “おにぎり1個分” に相当する食品ロスが、毎日出ていることになります。

メットライフ生命では、この日1日で食品54.1キロ、古着21.4キロが寄せられました。

(メットライフ生命保険長崎本社総務部 梅田 昴志さん)
「大雨の中足元が悪い中、たくさん持ってきてくれたのは嬉しい。地域循環型の取り組みとして繋げていって、ほかの企業や他のところでも活動が浸透していけばいい」

集まった食品などは、ひとり親家庭を支援している団体に贈られるということです。