ダシ文化継承の場に!全国初開催「煮干しサミット」テーマは“煮干し”を語る・楽しむ・感じる《長崎》
全国で初めてのイベントです。
日本のダシ文化を支える「煮干し」の魅力を知ってもらおうと、雲仙市でサミットが開かれました。
ダシにこだわったラーメンに、煮干しをイメージしたイヤリングやキーホルダーなど、ユニークなグッズも並びます。
雲仙市で2日間にわたり開かれた「全国煮干しサミット」。
煮干しをテーマにした大規模なイベントは、全国で初めてです。
( 諫早市から)
「いつも小浜町に釣りに来ていて、サミットのポスターを見て来てみた。大漁旗もたくさんあって盛り上がる」
(南島原市から)
「おいしい。全国に知れ渡ったら、もっとお客さんが増えて煮干しも売れるのでは」
生産量は年々減少する一方で、取引価格は上昇している煮干し。
魅力を発信して消費拡大を図ろうと、地元漁協や雲仙市の職員などが中心となり、去年から準備を進めてきました。
サミットでは、煮干しの現状を知り、未来について考えるシンポジウムも行われました。
そして来場者の注目を集めたのが、「雲仙煮干し大使」に任命された歌手の鳥羽 一郎さんの歌謡ショー。会場は大いに盛り上がりました。
(全国煮干しサミットin雲仙大会 実行委員会 竹下 千代太 委員長)
「煮干しの文化を認識してもらったり伝えたり、良さに気づいて次の世代に引き継いでいけるように取り組みをしないといけない」
実行委員会では、来年以降も全国の産地と協力し、各地でサミットを開催する予定です。