“碁石の色は表の突起で判別” 県立盲学校で初の囲碁体験会 子どもたちがチャレンジ《長崎》
子どもたちに囲碁の楽しさを知ってもらおうと、県立盲学校で初めての体験会が開かれました。
体験会は、日本視覚障害者囲碁協会の呼びかけで行われました。
使うのは「アイゴ」と呼ばれる専用の囲碁盤。
格子状の線は立体的に盛り上がっています。
碁石の色は表の突起で判別でき、裏に溝があるため、固定できます。
県立盲学校小学部の4人は、碁石を触って確認しながら次の手を考えていました。
(小学部3年生)
「楽しい。 結構頭使う、むずい(難しい)」
考える力を養い、決断する人間を育てるという囲碁。
5日は、中学部や高等部の生徒も体験したということです。
また、来年度の「全国障害者芸術・文化祭」が、県内で開かれることに伴い、雲仙市で全日本視覚障害者囲碁大会が予定されています。
協会は学校に囲碁盤を贈呈し「大会への参加を目指してほしい」と話しています。