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スマホでバスの位置と運行状況を確認「県営バスナビ」スタートで利便性向上へ《長崎》

2024年3月13日 18:35
スマホでバスの位置と運行状況を確認「県営バスナビ」スタートで利便性向上へ《長崎》

利便性の向上が期待されます。

県交通局は、県営バスの位置や運行情報がスマートフォンなどで確認できる新たなサービスを13日からスタートさせました。

13日からサービスが始まったのは、県交通局の「県営バスナビ」です。

(藤田智子アナウンサー)
「八千代町のバス停です。県営バスナビを見ると、宝町行きは約2分遅れの表示。リアルタイムが確認することができるのでとても便利」

スマートフォンの専用アプリと、ホームページの時刻検索サイトで、県営バスが今、どこを走っているかや、運行情報をリアルタイムで確認できます。

対象となる路線は、「長崎市内の路線バス」「空港リムジンバス」「長崎と佐世保を結ぶ高速バス」などです。

サービスが利用しやすいよう、約1400あるバス停の時刻表にサイトにつながる二次元コードを今月中に設置するとしています。

(県交通局乗合課 岩永 哲治 係長)
「道路の込み具合や天候によっても遅れが生じるケースがあった。いつバスが来るかわからないような状況があったので何とか解消しようと。全ての車両にGPSが内蔵された機械を設置してその機械から飛んでくる信号をひろって今どのバスがどこにいるかリアルタイムにわかる仕組み」

長崎バスも、リアルタイムで確認できるサービスを準備しているということです。

県営バスと長崎バスは、慢性的な運転士不足に伴い、おととしから一部の地区で、「共同経営」の形で運行の一元化を進めています。

来月からは、2社の路線が重複する本原地区と目覚地区を「県営バス」、立神地区の昼間の時間帯と矢の平地区を「長崎バス」の運行に原則一元化するとしていて、11日、国に認可申請を行っています。

(県交通局乗合課 岩永 哲治 係長)
「4月からは、バスの運転士に対する労働規制の強化も予定されている。それに対応していくためには、どうしても昼間の時間帯の減便や最終便を繰り上げたりといった対応が出てくるので、今回、バスナビのような新しいサービスを提供することによって、お客様の利便性を損なうことない形で引き続きサービスを提供していきたい」