長崎で日本初開催 医療・保健分野に関する国際シンポジウム に1400人参加《長崎》
医療・保健分野に関する世界最大規模の国際会議が、18日開幕しました。
五島市では、離島の課題に対する産学官民の取り組みを学ぶスタディツアーが行われました。
18日開幕した保健システムリサーチグローバルシンポジウム=HSR。
保健医療システムや政策に関する最大規模の国際会議で、今年は世界112か国の大学や国際機関などからおよそ1400人が参加しています。
今年で8回目、日本では初めての開催です。
五島市では、離島ならではの地域課題について産・学・官・民の連携による先進的な取り組みを学ぼうとスタディツアーが行われ、およそ50人が参加しました。
(県福祉保健部長寿社会課 小栁 太貴 主任主事)
「65歳以上の人口は全国で3623万人、その高齢化率は約30%」
日本の介護保険制度の説明や、慢性的な人材不足に対応するための介護ロボットのデモンストレーションなどが行われました。
(中国からの参加者)
「介護リフトは最初は不安だったが、とても安定していて乗り心地が良かった」
(オランダからの参加者)
「オランダも日本と同じように介護従事者の負担は大きい。ロボットを用いて介護従事者の負担を軽減し、タスクを簡素化することで本当に必要なケアができる」
HSRは「公正で持続可能な保健システムの構築」をテーマに22日まで開催されます。