“今まで支えてくれた世代” に恩返しを「もっと喜ばせたい」中学生が地域の高齢者と交流活動《長崎》
長崎市の中学校の生徒たちが、高齢者との交流を通し地域活性化に取り組んでいます。
生徒自らが企画した活動を取材しました。
(中学生)
「こんにちは」
地域の高齢者の自宅を訪れたのは、長崎市立片淵中学校の生徒たちです。
(中学生)
「最近困っていることはあったりしますか?」
(訪問された女性)
「今、主人は病気でつえがないと歩けないので、(坂を)降りるのはいいけど、上ってくるのが大変」
生徒会を中心に今年度から始まった交流活動。
名付けて “片淵地域活性化大作戦”。
生徒会長の永田 明日香さんが企画しました。
(長崎市立片淵中学校生徒会長 永田 明日香さん(3年))
「少子高齢化が社会的な問題になっていて、私たちが今できることを考えた時に、若い世代と今まで支えてきてくれた世代をつなぐと、もっといい活動ができると思った」
登下校の際の見守りへの恩返し。
そして あいさつが飛び交う活発な地域にしたいとの思い。
その輪が広がり、生徒会と3年生の学年をあげての活動となっています。
(講師)
「健康な人は 体験の一部を忘れるのに対して、認知症の人は体験したこと自体を忘れる」
今月5日には、専門家を招いた特別授業も。
認知症の人に対しては、間違ったことを言っていても否定しない。
ミスをしてもしからない、説得しない、急がせないことが大切などと説明を受けました。
(長崎市立片淵中学校生徒会長 永田 明日香さん(3年))
「(認知症の講座は) 人生で初めてだったので、すごくためになった。ごはんを(すでに食べたのに) 『食べてないよまだ』とか言われたときに、自分が肯定できるかなと思った」
(長崎市立片淵中学校 山下 春風さん(3年))
「ゆっくり大きく丁寧に話して、笑顔を忘れないようにしたい。福祉関係(の仕事)に就きたいので、(自分の)おばあちゃんを一番最初にサポートしたい」
高齢者からは、昔の片淵地域の話も…。
(中野百合子さん)
「(以前は)この周辺は、子どもたちの遊び場だった。子どもたちの声が聞こえない日はないくらい」
(中学生)
「そういう声を聞くだけでもうれしいですか」
(中野百合子さん)
「うれしい」
普段は接することの少ない中学生との会話を楽しんだ夫婦。
自然と笑顔があふれます。
(中野 熊雄さん)
「これが広がっていけばいい」
(中野 百合子さん)
「うれしかった。久しぶりに我が家に、こんなに家族が増えた感じ」
来月は高齢者を学校に招き、一緒に給食を食べての交流や、パリパラリンピックでも行われた「ボッチャ」を楽しむイベントを企画しています。
(長崎市立片淵中学校生徒会副会長 町田 晄貴さん(2年))
「活動を広げることが楽しいので、やっていきたい」
(長崎市立片淵中学校生徒会長 永田 明日香さん(3年))
「ここまで喜んでくれるとは思ってないなかったので、今から帰って先生たちに報告して、もっと綿密に計画を練って、もっと喜ばせたい」