県内大気の状態非常に不安定「強い雨と風で国道に倒木も」交通機関も海の便や空の便に影響《長崎》
県内は、前線の影響で大気の状態が非常に不安定となっています。
長崎市では、倒木によって国道が通行止めとなっています。
(幸田 華歩記者)
「午前9時半頃の長崎市出島町です。雨が打ち付けていて、強い風も吹いています」
寒冷前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となった県内。
全域の海上では「暴風警報」が発表されたほか、五島には一時「竜巻注意情報」も出されました。
現在はいずれも解除されています。
交通機関にも影響が出ていて、長崎と五島を結ぶ九州商船のジェットフォイルやフェリーなど、ほとんどの便が欠航となっています。
空の便では、ORC=オリエンタルエアブリッジの長崎空港と壱岐・対馬を結ぶ4便が欠航。
長崎空港では、到着便の遅延も発生しているということです。
また、警察によりますと長崎市琴海形上町の国道206号では倒木が発生し、通行できない状態になっているということです。
周辺では交通渋滞が起きていて現在、県が復旧にあたっています。
木は電線に倒れ掛かっているということで、九州電力送配電によりますと、琴海形上町では午前11時時点でこの影響と見られる停電が、約90戸で発生しているということです。