春から「プロラグビー選手と大学生の “二刀流”」長崎南山高校で卒業式 本山選手も決意新たに《長崎》
旅立ちの春です。県内の多くの高校でおととい、卒業式が行われました。
プロラグビー選手と大学生の “二刀流” に挑戦するあの選手も式に臨みました。
長崎南山高校で行われた卒業式。
クラスの代表者に卒業証書が手渡されました。
(卒業生 白石 和磨さん)
「高総体の時、コンクールの時、ほんの少しの差で勝てた。あと一歩で…。あと1点で…。
この経験こそ、これまでの私たちを成長させてくれたかけがえのないものであり、今後の人生の大きな糧になると信じている」
172人の卒業生の中でも、ひときわ大きな体格が本山 佳龍さん。
ラグビーのプロリーグ、ジャパンラグビー リーグワン「静岡ブルーレヴズ」への入団が決まっています。
強豪校の激しいタックルをものともしないケタ違いのパワーだけでなく、俊敏さも武器とする本山さん。
プロ入りに向け、厳しいトレーニングを続けてきました。
一方で…
(同級生)
「部活動では頼れる存在だったが、クラスだとおちゃらけキャラ」
(同級生)
「愛のタックルを受けていた」
(同級生)
「中心的なクラスを盛り上げる存在だった」
クラスでは盛り上げ役だそうで、卒業式後にはこんな一コマも…。
(本山 佳龍さん)
「振り袖、振り袖、クリオネ…」
高校生活の最後を締めくくるホームルーム。
(担任教諭)
「はい、おめでとう」
一人ひとりが担任から卒業証書を受け取った後、思い出や目標を発表します。
(卒業生)
「今後、こういうクラスの日常の経験はできないので、そういう経験ができてよかった」
(卒業生)
「国家試験を取って、一人前の柔道整復師になりたい」
そして、本山さんも…。
(本山 佳龍さん)
「自分は4月からプロラグビー選手として頑張るが、試合に出たらグラウンドに足を運んで、応援してくれたらうれしい。3年間ありがとうございました」
高校での楽しかった思い出を胸に、4月からはプロラグビー選手と大学生の “二刀流”に挑戦。
「日本代表100キャップ」を目指します。
(本山 佳龍さん)
「川棚町の期待だったり、長崎県の期待だったり、南山の期待だったりを背負って4月から頑張りたい。
(プロと大学生の両立は)前例がないので、ミスや間違いが出てくると思うが、不安やプレッシャーにはしっかり対応して、一日、一日を大切にして成長していきたい」