中学生考案のカードゲーム「これいつなん?」世代間の交流や地域活性化に!楽しみながら歴史学ぶ《長崎》
こちらは、大村市の中学生が考案した「これいつなん?」というカードゲームです。
49枚のカードを使い、これまでに大村で起きた出来事の年代を考えるものです。
カードの表側には、歴史に関するクイズとそのヒント。
裏側には解答として、出来事がおこった年号とマメ知識が書いてあります。
参加者には4枚ずつ手札が配られ、順番にカードの年号を推測。
プレイエリアに、年代順になるように並べたら「これいつなん?」と言いながらめくります。
年代順に正しく並べて、自分の手札が早くなくなった人が勝ちです。
子どもから大人まで一緒に遊べて、世代間の交流にもなるという『カードゲーム』。
地域の活性化を目標に、中学生が考案しました。
(自己紹介)
「社長の杉見 遊です。副社長の松山 杏凜です。営業部長の中村 凜です。広報部長の大浦 柚です。広報の望月 龍興です。商品開発部の山下さくらです。
僕たちは、カードゲームを作りました」
長崎の空の玄関口 “長崎空港” の開港や、名物 “大村寿司” の誕生。
西暦何年の出来事なのか? みなさん、わかりますか。
大村の歴史をクイズとして楽しみながら、学ぶことができるカードゲーム
『これいつなん?』。
大村市立玖島中学校では、地域の活性化を掲げて 2年生が5つの模擬の会社にわかれ、商品開発や販売を行なっていて、このうち33人が所属する「OmuLove」が考案しました。
(OmuLove(オームラブ) 長田 知優 常務)
「もともと長崎市に住んでいたけど、このカードの作成を進め出してから大村のことを知ることができた」
プロジェクトの始動は1年ほど前。何度も話し合いを重ねてきました。
(OmuLove(オームラブ) 杉見 遊 社長)
「カードゲームを作るにあたって題材となるような場所に行った」
(OmuLove(オームラブ)広報部 望月 龍興さん)
「夏休みだったので、シンプルにとても暑かった」
市内の名所や史跡などをめぐり撮った写真をメンバー同士で共有。
ふるさとの風景を表現した個性的な挿絵は…。
(OmuLove(オームラブ) 大浦 柚 広報部長)
「全員で描いた。インターネットで調べた画像や、社長が共有した写真を参考に自分たちで手描きした」
最も多い9枚を担当した山下さくらさん。
お気に入りの1枚はJR新大村駅のカードです。
(OmuLove(オームラブ) 商品開発部 山下さくらさん)
「元々は大村駅だけの絵だったけど、新幹線をつけたらどうかなと思って描いてみた」
市民アンケートをもとにした改良など、試作を重ねて先月、ついに完成しました。
(OmuLove(オームラブ) 中村 凜 営業部長)
「地域の方々が来てくれて、このようにいい商品になったと思う」
(OmuLove(オームラブ) 松山杏凜 副社長)
「社長と一緒に考えた結果、大村のことを知ってもらえるような商品を作ろうと思い、カードゲームになった。100点満点です」
(杉見 遊 社長)
「みんな楽しく遊べるんじゃないかと思って作った」
この日開いたのは、完成品の体験会。
小学生から大人まで、約30人が参加しました。
(中学生)
「大村大空襲、それは生まれる前」
(参加者)
「長崎に原爆が落とされた後、ほぼ終戦を迎えているから」
(中学生)
「じゃあこっちかな。せーの、これいつなん?」
(中学生)
「こっちだ。悔しいな、昭和19年」
参加者の反応は上々。
世代間の交流にもつながっているようです。
(参加者)
「大人同士でも楽しいし、家族でやるのもすごく楽しいと思う」
(高校生)
「自分の町の新たなことを知れて、すごく面白い」
(参加者)
「世代間でやり取りし合う交流もできたし、そういったことが楽しかった」
中学生の大村への愛が詰まったカードゲームが、地域を盛り上げます。
(OmuLove(オームラブ) 杉見 遊 社長)
「とても面白かったという反応もあってとてもうれしかった。
小学校に寄付して、遊んだことを通じて大村のことをもっと好きになってもらって、将来的には大村を出ていくかもしれないけど、また戻ってきて子どもたちでもっと大村を良くしていってほしい」
紹介したカードゲーム「これいつなん?」は、1セット1,400円(税込)で購入することができます。