生徒に「ひき殺されてこい」など暴言　佐世保市立中学校の男性教諭を減給１か月の懲戒処分《長崎》

生徒の人権を侵害する暴言などがあったとして県教育委員会は２０日、佐世保市の中学校の男性教諭を減給の懲戒処分としました。

暴言や不適切な発言は生徒9人に及んでいてこのうち1人は転校したということです。

減給1か月の懲戒処分を受けたのは佐世保市の市立中学校に勤務する52歳の男性教諭です。

男性教諭は、去年8月顧問を務める部活動の部員2人に対し「ひき殺されてこい」と発言。このうち1人に対しては9月にも「首を絞めて殺すぞ」と発言しました。

保護者から学校への報告で発覚し男性教諭はその後、部活動の顧問を辞めています。

これを受け学校側が調査したところ男性教諭は、おととし11月から去年9月までの間にも別の7人の生徒に対して授業中に、生徒を動物に例えるなどの不適切な発言があったことも明らかになっています。

県義務教育課　岡野 利男 課長
「姿や行動のイメージで（動物の）呼称で呼んでいる」

暴言などを受けた生徒9人のうち1人は、転校したということです。

県教委は再発防止に向け小中学校高校に対し適切な生徒指導のための研修を促すなど通知文を出すとしています。