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「失われた視力は戻ってこない」被害者が涙の訴え「コンビニ強盗殺人未遂」被告に懲役22年求刑《長崎》 

2024年5月30日 20:14
「失われた視力は戻ってこない」被害者が涙の訴え「コンビニ強盗殺人未遂」被告に懲役22年求刑《長崎》 

去年6月、松浦市のコンビニエンスストアで起きた強盗殺人未遂事件の裁判員裁判が30日に結審し、検察側は被告の男に懲役22年を求刑しました。

強盗殺人未遂などの罪に問われているのは、住所不定 無職川端健太郎被告 30歳です。

起訴状によりますと川端被告は去年6月、松浦市のコンビニエンスストアで男性店員と男性客をバールで殴り、大ケガをさせた上、現金約5万円を奪った罪などに問われています。

30日の裁判員裁判では、被害者の男性店員が意見陳述を行い「暴力で私の人生をねじまげた。失われた視力は戻ってこない」と涙ながらに訴えました。

検察側は「計画性があったことは明らかであり、犯行態度は極めて危険で悪質なもの」として懲役22年を求刑。

一方弁護側は「冷静さと合理性を欠いた犯行で、 強固な殺意はなかった」として情状酌量を求めました。

裁判は結審し、判決は来月4日に言い渡されます。