「ウイルス潜んでいると認識を」佐賀・鹿島市での鳥インフル確認受け防疫対策会議開催【長崎】
今シーズン全国で初めての鳥インフルエンザが佐賀県鹿島市で確認されたことを受け、県は27日、防疫対策会議を開きました。
県内すべての養鶏農場に消毒を徹底するよう呼びかけています。
(県農林部 綾香直芳部長)
「養鶏農家には鶏舎の周りにはすでにウイルスが潜んでいると強く認識してもらい、人や車でウイルスを持ち込まない対策の徹底を強くお願いしたい」
会議には、養鶏関係団体や関係機関からおよそ50人が出席しました。
25日、佐賀県鹿島市の養鶏場で今シーズン、全国で初めて高病原性鳥インフルエンザを確認。
26日までに、飼育されていたおよそ3万8000羽が殺処分されています。
県内には127の養鶏農場などがありますが、来月8日までに消毒を終えるよう消石灰の配布を始めたということです。
また、鹿島市から県内につながる道路の通行を避けることや、近くにため池がある農場では野鳥が多い場合もあるためネットの設置状況を再確認するよう呼びかけました。
県内では去年12月に初めて、佐世保市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生しおよそ2万9700羽のニワトリが殺処分されています。