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事故原因「見張りの “高度管理” 不十分」搭乗していた8人全員死亡 海自ヘリ衝突の調査結果《長崎》

2024年7月9日 19:31
事故原因「見張りの “高度管理” 不十分」搭乗していた8人全員死亡 海自ヘリ衝突の調査結果《長崎》

今年4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に衝突、墜落した事故で、海上自衛隊は、原因は「見張りが不十分だったため」などとする調査結果を公表しました。

事故では、墜落した2機に搭乗していた大村航空基地所属の4人を含む8人全員が死亡しました。(1人死亡 7人は死亡認定)

調査結果によりますと、2機はそれぞれ別の指揮官の指揮のもと、訓練に参加していましたが、双方の指揮官の情報共有が不十分で、安全な高度差を保つための明確な指示がなかったということです。

ヘリ同士は、夜間でも近づけば目視は可能ですが、2機は衝突するまで互いを避けようとする様子が確認できず「見張りが不十分だった」としています。

再発防止策として、見張りの徹底と複数ヘリの訓練では全体を統括する指揮官が高度差の管理に責任を持つことなどをあげています。

海上自衛隊は、事故後、見合わせていた複数のヘリによる訓練を再開する方針です。