“年賀状じまい”から改めて価値実感も 年賀状受け付け開始「25日までに投函を」《長崎》
今年も残すところ2週間あまり。みなさんは年賀状の準備をしていますか?
15日から全国の郵便局で一斉に年賀状の受け付けが始まりました。
年賀状の受け付け開始をPRするイベントにはお告げの聖母保育園の園児27人が参加。
園児
「おばあちゃんに書いた。あけましておめでとう」
ポストには専用の投かん口が設けられ、園児らは家族などに宛てた年賀状を投かんしました。年賀状の配達数は減少傾向にあり、県内では去年の元日におよそ929万通と初めて1000万通を下回る結果に。
全国では来年用の年賀はがきの発行枚数は前年よりおよそ2億枚少ない14億4000万枚と13年連続で減少しています。
街の人たちは。
80代
「年賀状はほとんど書いていない携帯で子どもたちに送るくらい」
70代
「LINEもあるし費用の削減をしてもいいんじゃないかと思う。(送られてきたときは)電話する」
会社で年賀状を廃止する方針になったという男性は…
30代
「楽だけど毎年ポストみるの楽しみだったからちょっとさみしい。機会があれば出したいけど…」
年賀状を書く人が減る中、長崎市の文具店「石丸文行堂」では、今回で“最後”としたい人向けの「年賀状じまいはがき」も販売。ここ数年で増えてきたといいます。
ただ、石丸文行堂ではコロナ禍には2割から3割ほど年賀はがきの売り上げが伸びたとも話します。
お世話になっている人たちに感謝や近況を伝えられるこの機会。価値を見直した人も多いようです。
20代
「今年久しぶりに作った。入籍したので親戚にもあいさつを、というので年賀状を作った届いたときのみんなの反応が楽しみ。この先も作ると思う」
60代
「枚数は少ないけど来た分は返すということここ数年やっている。来たらうれしい」
元日に配送するには25日までの投函が必要として、郵便局は早めの投函を呼びかけています。