“府県単位に”対象地域を絞り込み 顕著な大雨を降らせる「線状降水帯」28日から運用開始《長崎》
これから迎える本格的な大雨のシーズンには、地すべりなど、より危険度が高まります。
気象庁は15日、大雨が予測される際の「線状降水帯」について、新たな運用を発表しました。
このため、「線状降水帯」が自分の住む地域で発表されているかどうかがより分かりやすくなりますよね。
今後は、さらに避難を呼びかけやすくするため、2029年には市町村単位での情報提供を予定しているということです。
この予測が今月28日から府県単位での予測に変更されます。
例えば、これまでは「九州北部地方」と広い範囲での呼びかけでしたが、これからはこのように「長崎県に」と対象地域を絞り込んでの発表となります。
まず、線状降水帯は、暖かく湿った空気が大量に流れ込み、次々と発生した雨雲が列をなして数時間にわたり顕著な大雨を降らせるものです。
この大雨に対し、明るいうちからの早めの避難を呼びかけること目的として、気象庁はおととしから半日前からの予測を始めました。
線状降水帯が発生すると大雨災害発生の危険度が急激に高まることがあります。
呼びかけがあった場合は災害に対する危機感を早めにもって、明るいうちに避難の計画や準備をすることが重要です。