長崎ゆかりの作家「遠藤周作の直筆原稿」寄贈の長崎文献社編集長に感謝状《長崎》
「沈黙」などで知られる長崎ゆかりの作家「遠藤周作の直筆原稿」を長崎市に寄贈した男性に、市から感謝状が贈られました。
感謝状が贈られたのは長崎市の出版社長崎文献社で編集長を務める堀 憲昭さん82歳です。
自宅で保管していた長崎ゆかりの作家・遠藤周作の直筆原稿を市に寄贈しました。
(長崎文献社 堀 憲昭編集長)
「私が私蔵していてもしょうがないので、遠藤周作文学館に寄贈するのが筋だと思ったので受け入れてもらってありがたい」
原稿は1984年から講談社の月刊誌に連載されていた人気エッセー「周作塾」のもので堀さんは連載当時月刊誌の編集を担当。
「周作塾」では「読んでもタメにならないシリーズ」として生き方や風俗など毎回、異なるテーマで執筆されていたそうです。
(長崎文献社 堀 憲昭編集長)
「10代後半から20代の若者向けの生き方の提案雑誌だったからそういう内容のエッセイを書いてもらった」「文学館の資料として保存してもらって研究家のために活用してほしい」
寄贈された原稿は、長崎市の「遠藤周作文学館」で開催中の企画展の中で4月1日から公開されるということです。