花もちがよく美しい “県産の花の魅力を伝えたい” 都心に負けないおしゃれ生花店オープン《長崎》
“県産の花の魅力を伝えたい”
長崎生まれ長崎育ちの女性が開いた こだわりの生花店を取材しました。
元気が出る黄色のヒマワリに…
花も葉も大きい凛とした県産のキク。
色とりどりの花が並びます。
眼鏡橋の近く、長崎市諏訪町に7月 オープンした生花店「Bukk Flowers」。
市内の生花店で10年間 修業を積んだ長崎生まれ長崎育ちの林 久仁子さん(34)が開きました。
(Bukk Flowers 林 久仁子さん)
「お花大好きです。圧倒的な見た目もそうだが、(花を)束ねて渡したあとに、そこからドラマが生まれる。お花ってすごいなと思う」
4坪ほどの小さな店内には、花が大好きな林さんのこだわりがいっぱい。
葉にトゲがあるエリンジウム。
花びらに厚みのあるプロテアなど、個性的な色や形の花々が並びます。
花瓶も、色鮮やかでかわいらしいものばかり。
東京で見つけた こちらはリサイクルガラスで作られていて、どんな花にも合うベージュやピンクなど淡い色合いのものが人気だそうです。
(Bukk Flowers 林 久仁子さん)
「たくさん花瓶を売っている場所が長崎にはないと思ったので、そういう場所をつくりたかった」
もう一つ、こだわっているのが花の産地です。
夏の暑さは花の鮮度に影響します。
このため、お供え用などには輸送時間が短く、新鮮な状態で楽しめる県産を中心に提案。
選ぶ手間が省けるようにと、白いキクや紫のリンドウなど花束を準備しています。
そして、林さんは生産者との会話も大切にしているそうです。
(Bukk Flowers 林 久仁子さん)
「(長崎は)すごくいい生産者の方が多くて、花もちのいいものや美しいものが多い。そういうのを知ってほしい。長崎の花はいいよねと言ってもらえるように伝えていかなければならないのが、花屋としての役目」
中でもお墓参りに欠かせないキクは、生産者の高齢化などで出荷量は減少傾向にありますが、県産のキクは全国で5番目に多く出荷されています。
一方、店には盆栽も。
男性からの人気も高く、鹿児島から取り寄せています。
(Bukk Flowers 林 久仁子さん)
「都心に負けないような洗練されたお花屋さんでありたい」
まちの小さな花屋さん として。
年齢や性別に関わらず愛される、おしゃれな店を目指します。
【NIB news every. 2024年8月12日放送より】