“私は最強” 得意技は裏回し蹴り 練習励みさらなる高みへ!空手世界一の12歳少女《長崎》
空手の世界大会で優勝した小学6年生。
小さな体で大技を繰り出し「最強」を目指します。
相手との間合いを一気に詰めて・・・
鋭い突きや蹴りを繰り出します。
長崎市立西山台小学校6年の林 美璃愛さん 12歳。
去年、空手の「組手」で世界大会を制しました。
空手を始めたのは、5歳の頃。
3つ上の兄・拓磨さんと一緒に、道場に通い始めました。
共に稽古する兄やいとこも、全国大会で優勝や入賞する実力の持ち主。
(林 美璃愛選手)
「練習はきついけど、団体や個人で優勝したら、そこがうれしくて、また練習が楽しくなる」
去年9月には、インドネシアで開かれた 流派の世界大会に挑戦。
海外の大きな相手にもひるまず、持ち前の「負けず嫌い」で力を発揮し、見事、優勝を勝ち取りました。
美璃愛さん自身も、小学生が学年別で競う県大会で3連覇。所属する流派の全国大会でも優勝するなど、力をつけてきました。
(林 美璃愛選手)
「世界大会は最初は緊張していて、(相手の)身長がお兄ちゃんくらいあったので、私は緊張していた。でも、練習の成果を出して頑張った」
そんな美璃愛さんの得意技は・・・。
柔軟な体から繰り出す「裏回し蹴り」です。
(林 美璃愛選手)
「(決まると)、よっしゃーってなる」
首より上の、上段への蹴りはポイントが高く、「組手」では一気に逆転を狙える大技です。
指導する 峰 眞人師範は、主体的に稽古に取り組み、自分自身で考えることを伝えてきました。
(長崎糸東会 峰 眞人師範)
「彼女が相手に応じた技の出し方や、相手に合わせた攻撃の仕方が日増しに強くなっている源だと思う。世界大会で優勝した分だけ、彼女を目標にしてくると思う、ほかの選手が。それに対して、自分自身が精神的に強さを持って、頑張ってもらいたい」
試合前には大好きなアーティスト「Ado」さんの曲で、気持ちを高める美璃愛さん。
この春 中学生になれば、体格差が大きい3年生を相手に戦うことになります。
負けず嫌いの性格で、世界を制した12歳。
中学生でも「最強」を目指すそうです。
(林 美璃愛選手)
「練習をたくさんして、中3とかもいるけど、優勝できるようにたくさん練習したい」