「70点くらいまできている」キャンプ中のV長崎 J1札幌とのトレーニングマッチで手ごたえ
サッカーJ2のV・ファーレン長崎は7シーズンぶりのJ1復帰に向けて沖縄でキャンプを行っています。3日は、J1チームとのトレーニングマッチに臨みました。
キャンプ中盤のおととい行われたトレーニングマッチの相手は、昨シーズンJ1で12位だった北海道コンサドーレ札幌。
ファビオ カリーレ監督の去就が決まっていない異例の事態の中、暫定的に指揮を執る下平隆宏ヘッドコーチ指揮の下、様々なメンバーを起用しながら30分ゲームを4本行いました。
V・ファーレンは2本目、昨シーズンもドリブル突破が光った松澤選手が左サイドから仕掛けると逆サイドから走り込んできた増山選手のゴールで先制。
続く3本目には鮮やかなパス回しからジョップ選手のシュートのこぼれ球を下部組織から昇格した新加入の18歳、七牟禮 蒼杜選手が流し込みます。
守ってはJ1京都サンガFCから加入したゴールキーパー若原 智哉選手が好セーブを連発。J1札幌の反撃を1点に抑える勝利で、手ごたえを感じていました。
(増山朝陽選手)
「チームとして(ボールを)逆サイドに持っていって仕掛けてクロスやシュートという部分は強みとしてやろうとしていることでもあるので、ゴールも取れてよかった」
(七牟禮蒼杜選手)
「チームも今年はJ2優勝J1昇格という目標に向けて本当にいい雰囲気で、僕自身もチームのみんなも思っているので、まずは開幕戦で勝利することが一番大事だと思うので、残り1週間のキャンプもいい感じでやっていければ」
1月29日からのキャンプでは下平ヘッドコーチの下、守備の構築をベースに組織と個人の特徴を生かしたチーム作りに取り組んでいます。
(下平隆宏ヘッドコーチ)
「攻撃力を持っているチームなので、その攻撃力を生かすために、まずは失点しない、守備をしっかり固める、守備をしっかり構築していくことで、より攻撃のところも(良さが)出てくる。攻守の面で少しずつ浸透してきていて、手ごたえもありつつ足りないところも当然あるので、点数で言ったら70点くらいまできている」
沖縄キャンプは10日まで行われ、2月下旬の開幕戦に備えます。